ルテインについて
ルテインは、ほうれん草やブロッコリーなどの緑黄色野菜に多く含まれているカロテノイドの一種です。
カロテノイドは、自然界に存在する黄色や橙、赤などの色素成分で、ビタミンCやEよりも強い抗酸化作用があるといわれています。
カロテノイドを摂取できる食品は50種類ほどありますが、特に緑黄色野菜に豊富に含まれています。
ルテインは、カロテノイドの中でも黄色の色素を持つ成分で、人体に最も有害な青色光を吸収する性質を持っています。
ルテインの特徴
ルテインは、目の網膜、水晶体、黄斑部や、乳房、子宮頚部に多く存在しています。
ルテインはものを見る上で重要なはたらきを担っていますが、体内では合成されないため、40歳前後から徐々に減少していきます。
ルテインが不足すると、目や乳房がダメージを受けやすくなり、さまざまな疾患の原因となる可能性があります。
ルテインは加齢だけではなく、目の酷使やストレス、運動不足、偏った食生活などが原因で減少するため、現代人の大半は慢性的なルテイン不足にあると言えるでしょう。
ルテインは光に強い
ルテインは、テレビやパソコン、蛍光灯などから出る有害な光『青色光』や紫外線から目を守る重要な役割を担っています。
青色光は、光線の中でも最も高いエネルギーを持っていることから、細胞にダメージを与える力も強く、特にむきだしになっている目は直接ダメージを受けやすくなっています。
ルテインは、光そのものをさえぎる作用と、抗酸化作用による酸化を防ぐ効果があり、さまざまな外的刺激から大事な目を守ってくれます。
また、ルテインは光から目を守るだけではなく、青色光を吸収する性質を持っており、目の健康をしっかり維持してくれます。